心房に規則的な異常興奮(粗動)、不規則な興奮(細動)が生じることで頻脈発作が起こる。
誘因として心臓弁膜症、高血圧、心筋症、甲状腺機能亢進症、虚血性心疾患などがあげられる。
また加齢、飲酒、肥満、コーヒー、ストレスあどは発症の危険因子である。
動悸や胸痛、息切れ、めまいなどが典型的な症状である。治療は血栓症の防止(抗凝固薬の投与) を行うとともに、脈拍の正常化を目的に薬物治療、電気的除細動(電気ショック)を組み合わせて治療を行う。なお薬物治療が無効な場合や発作を繰り返す場合はカテーテルアブレーション術(不整脈の発生源をカテーテルで焼く)を行う。